アラスカ、フェアバンクスで暮らす、親分とその子分達(キヨシ君:夫、サブ子:娘、栄作:息子、そして飼い犬 Maxine) の日常を綴ります。
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Posted by 親分
 
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我が家の宗教について考える~たまにはまじめな話~
今日はイースターでした。

「イースターって、『エッグハンティング』と『イースターバニー』の日でしょ?」と聞いた私をバカにすることもなく、キヨシ君は教えてくれました。イースターとは「イエスキリストの復活をお祝いする日」なんですね~・・・。なんでも、十字架に括り付けられたイエスキリストが3日後に甦ったことを記念するのがイースターなんだそうですよ。さすが「元・クリスチャン」!(キヨシ君は現在は仏教徒です。)

じゃぁ、せっかくだからイースターとはどんな日なのか、教会に行ってお勉強してこよう、ということで、サブ子連れで家族3人、ルーサロン教会のイースターサービスに行ってきました。ここは私とキヨシ君が結婚式を挙げた教会でもあり、とんでもなくさばけた神父さんがいます。当時、「私はクリスチャンじゃない。強いて言うなら仏教徒か信徒かな?」と正直に話した私に「キリスト教に限らず、何か信じるものを持つということはとても大切なこと。」と言ってくれ、キヨシ君と私の式をその教会で挙げることをすんなり承諾してくれたのがこの人でした。

というわけで、久々に参加した日曜礼拝。相変わらず皆で賛美歌を歌うたび、キヨシ君のあまりの音痴度に吹き出しそうになるのをこらえるのだけで精一杯な辛い1時間半ではありましたが、イースターとはいったいどういう祝日なのか、ということがお勉強できた有意義な1日ではありました。

以前は、「クリスチャンでもないのに教会に行くなんて。」と思ったり、日曜礼拝に参加していてもものすご~い違和感を感じていた私なのですが、ユニタリアン・ユニバーサリスト教会(←詳しいことについては私の昨年の10月2日の日記参照。長いので「READ MORE...(本文一番下、右。)」に引用しておきます。)のサービスに2度参加してからというもの、「私は誰がどんな宗教を信じようが、その宗教、そしてその宗教を『信じる自由』を尊重すればいいのだ。」とぱっと目の前の雲が晴れたように感じ、それ以来、なんとなく毛嫌いしていたキリスト教というものに対しても「自分の好きな人達(アメリカ人全般。やっぱりクリスチャンが多いので。)が信じるもの」なのだから、その人達を理解する手段として礼拝に参加するのもいいかな、と思えるようになったのでした。

サブ子だって日本人、ドイツ人、アメリカ人(ネイティブの血もちょっとだけ入っているらしい・・・。)の血を受け継いでいるのだから、そんな豊かな文化の中でのびのびと自分の信じるものを自分の力で見つけていって欲しい、キヨシ君と私はそう願っています。

キリスト教の洗礼なんかをサブ子に受けさせる気はもちろん毛頭ないのだけれど(万が一自分がクリスチャンであったとしても、自分の子供がまだ自分の意見を持たないうちから親がその子の宗教を決めてしまうということにはどうしても抵抗があるので、しないと思う。)、サブ子のおばあちゃん:キヨシ君のお母さんが心から信じるもの(キリスト教)を否定するつもりもないし、もしサブ子が大きくなって、自分から「教会に行ってみたい」と言えば多分私かキヨシ君が連れて行くことでしょう。

私:無宗教(強いて言えばユニタリアン・ユニバーサリスト)、キヨシ君:仏教徒(元・クリスチャン)、そんな両親の間に生まれたサブ子は、いったい何を信じて生きていくのでしょうか。どんな宗教であれ、私はサブ子が自分で何かをみつけていって欲しい、そう願っているのです。心に何か信じるものがあるということ、これは自分が苦境に立たされた時、自分や愛する人の死に真正面から立ち向かわねばならない時に、とても大切なことです。職場で死にゆく人を看取っている時、私はそれをひしひしと感じ、宗教に生きる人々をうらやましくも思うことがあります。

そういうわけで、私達はとりあえずは、「サブ子を様々な文化、宗教に触れさせてみよう!計画」の一環として、これからもたま~に日曜礼拝なんかに連れて行こう、そう思っているわけなのです。
以下、続き。

<ユニタリアン・ユニバーサリストとは?(10/2/05の日記より引用)>

2人一緒のお休みの日曜日。最近仏教にはまって「宗教」について深く考え込んでいるキヨシ君が、ユニタリアン・ユニバーサリストの日曜礼拝に行ってみたい、というのでついていくことに。

日本に住んでいた頃はキリスト教についてなにも知らなかった私でも、アメリカという国に5年も住んでいるとさすがに宗派の違いについて少しはわかるようになる。カソリック、その教えに反発して次々に宗派分かれして出来たプロテスタント系。キヨシ君のお母さんはそのプロテスタント系でもかなり初期に出てきたルーサロンを信仰している。というわけでキヨシ君はルーサロンの教会で赤ちゃんの時に洗礼を受け、ルーサロンの教えを学び、クリスチャンとして育てられてきた。

しかし実家を出て大学生活を送るようになったキヨシ君、哲学専攻の「考える青年」であった彼(笑)は、そのルーサロンの教えにも疑問を抱くようになり、キリスト教から一旦離れることになる。その後は皆さんもご存知の通り、東洋哲学に興味を持ったキヨシ君は仏教、信徒の勉強を始め、それらとキリスト教の比較になが~い時間をかけて熱中している。

ユニタリアン・ユニバーサリスト(以下UU)というのはかなり新しい宗派らしく、世間一般のクリスチャンからは「怪しげなもの」として扱われているらしいが(笑)、その教えにはこの私にも納得できるものがある。つまり、UUが言わんとしていることは、「すべての宗教を尊重し、お互いの自由を認め合おう。」ということなのだ。カソリックであろうが、プロテスタントであろうが、仏教徒であろうが、イスラム教徒であろうが、個人が信じているものを「尊重」することの大切さ、その個人の信仰の自由を守ることに一番の重要性を置いている。

キヨシ君と一緒に行ったUUの日曜礼拝(こちらでは”サービス”という)は、私がこれまでに行ったことのある教会(キヨシ君と私が結婚式をしたルーサロンの教会含む)のサービスとはかなり趣が違うものだった。まず、小さい。(笑)そして全然かしこまっていない。集まっている人の柄が違う。(ヒッピーそうなおじさん、おばさん、そしてお年寄り達が多かった。)サービスの内容もなかなか面白く、「それでは、これからUUの一番聖なる儀式、コーヒー・タイムの時間です」というくだけた締め(笑)で1時間ほどのサービスが終わり、皆が席を立ってコーヒーを飲みながらおやつをつまんで立ち話大会に入るまで、この私でも退屈せずに過ごすことが出来た。

クリスチャンというのはたいてい保守的なものなのだが、「ここまでリベラルな教会というのは多分ないだろうね」とキヨシ君が帰りすがら言って笑った。きっとそうだろう。でも私はこんな宗派が出来てきてもおかしくない頃だ、とも思う。宗教の違いから私達が起こしてきた数々の戦争、「信じるもの」の違いだけで、これだけの人が死んできた歴史を振り返り、「もうこんなことはやめよう、いったい誰が”これが正しくてこれが正しくない”と言いきれるのか、お互いの信仰を尊重し、個人の自由を守って平和に暮らすことはできないのか」と疑問を持つ人は少なくないはずだ。

UUの日曜礼拝では、キリスト教だけではなく世界中の様々な宗教の教えから色々と学ぼう、私達の知らない異国の宗教の理解を深めよう、という企画が多く、今月末にはチベットからの僧を招き、話を聞くというスケジュールが組まれているらしい。キヨシ君がそれを聞いて喜んだのは言うまでもない。(笑)UUを「怪しげなヒッピー達の集まり」と言うクリスチャンは多いだろうが、少なくともキヨシ君と私にはUUの教えの方が他の宗派の教えよりもずっと「まとも」に思えるのだった。
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Posted by 親分
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[日々のこと
comment
宗教
これって、本当に考えます。イースターとかクリスマスとか来るたびに考えて、夫婦で話し合います。んで、しばらくすると日常にもまれて忘れるんですけど(爆)。そんで繰り返し。

私、親分さんの考え方本当に理想だと思います。この世の中そうなってほしい… でもある宗教がかならずPrivilegeを持つことになるんですよね、どこの国でも。Minorな宗教は押しつぶされそうになる。これが本当になくなってほしいです。いい、悪いはない、宗教は押し付けることをしないものであってほしいです。

私の母親がクリスチャンで、良く教会に連れて行かれました。強制ではありませんでした。私はクリスチャンではありませんが、教会に行く事、クリスマスやイースターの礼拝がどんなものか知ることは今となっては良かったと思ってますよ。
2006/04/17 15:56 | | edit posted by Nango
お久しぶりです。
親分、サブ子ちゃんの風邪の具合はいかがですか~?
鼻詰まりになると、おっぱいやミルクが飲みにくいから可哀想なんですよね・・・お大事にね~。

宗教の話を読んで・・・実は、キク娘もアル君も、スイスで洗礼式やってるんですよ。
キク夫の両親も兄弟も、全然信心深いわけじゃないんですけど(むしろその逆・・・)赤ちゃんの洗礼式は、日本でいう「お宮参り」みたいな感覚みたいで、家族とご近所さんや友達が、みんな教会に赤ちゃんを見に参列してくれて「おめでとう~!」みたいな・・・(いっぱいプレゼント貰えた。実はこれが一番の目的か!?)

そん時はあまり深く考えてなかったんですけど、二人はこれで、すでにクリスチャンになっちゃったんですよね・・・。
将来2人が「私は○○の方がええ!」と主張し出したら、その時は自分達の信ずる道を選ばせようと思います(キヨシ君のように(^^)
2006/04/17 20:00 | | edit posted by キク
サブ子ちゃんの。。
風邪はいかがですか?こうやって大きく強くなるのだとはわかってはいても小さな体で風邪菌とたたかっている姿はかわいそうですよね。。早く治りますように。

すぬ夫のお母さんが敬虔なカトリック教徒ですが、私とすぬ夫は違います。私は無宗教で、すぬ夫は仏教に興味を持ちながらも模索中といったところでしょうか。でも義母はすぬたに洗礼を受けさせたいみたいなこと言ってるらしいのです。この話はもう産まれてすぐにはっきり言っておいたにも関わらず、あきらめきれないようで。。うちの義母の場合は、お宮参り的なキクちゃんのご家族とはちょっとニュアンス違うし、その真剣さを持ってすぬたが決める彼の道のレールを敷かれてしまうと困るので。。

私達も、カトリックやキリスト教を否定してるわけではなく、その何かは、すぬたに選びとってもらいたいんですよね。その手助けは二人でしていきたいと考えてます。

とりとめなくなってごめんなさい。
2006/04/18 07:50 | | edit posted by すぬこ
Nangoさん>
たしかにNangoさんのおっしゃるとおりですよね。ある宗教がかならずPrivilegeを持つことになる・・・。皆が個人(または国)の宗教、そしてそのBeliefを尊重し合うことが出来たらどんなにいいことだろう、と思います。
でもこうして言うのは簡単ですが、難しい問題ですよね~・・・。

キクさん>
そうでしたか~。キク娘ちゃんとアル君はもう洗礼を済まされてるんですね~。でもスイスではそれが日本のお宮参り的なものなのであれば、それはそれでその国の文化に則っているわけですから、素敵なことじゃないですか?プレゼントもいっぱいもらえるなんて、素敵!(爆)こちらでは「洗礼」というと、やっぱり結構大きな決断なので、考えてしまいますが。お国変われば、で色々なんですね。

すぬこさん>
すぬこさんのお義母さんのお話を聞いて・・・。小さな頃からその宗教を一心に信じて生きてきた人の中には、こういう人も少なくないように思います。幸い、キヨシ君のお母さんはそういうことについては一切を私達にまかせてくれてはいますが、きっと心の中ではサブ子に洗礼を受けさせてあげたい、と思っていることだと思います。
でもこれだけは、本当に大切な問題だと思うので、すぬこさんもすぬ夫さんも周りの雑音に惑わされることなく、親の信念を貫いてすぬ太君の宗教を選び取る自由、手助けをされていかれたらいいんじゃないかと思います。
色々大変ですが、お互いマイペースでがんばりましょうね!
2006/04/18 10:41 | | edit posted by 親分
日本語で読める、日本人が書いたUUについての文章を探してここに辿り着きました。とりあえずご挨拶までに。
一番最近の記事では笑わせていただきました。
また、UUについて何かありましたら記してくださると嬉しいです。
乱文失礼いたしました。
2011/03/02 01:52 | | edit posted by ゆら
ゆらさん>
> お返事が遅れてすみません。最近FACEBOOKのほうばかりで、ブログが手付かず状態でした。UUの教会に行ってらっしゃるのですか。私はあれ以来行く機会に恵まれずにいますが(忙しいのと、毎週日曜はたいてい仕事なのと。)、そのうちまた行けたらなぁと思っています。
2011/03/12 16:31 | | edit posted by 親分
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