アラスカ、フェアバンクスで暮らす、親分とその子分達(キヨシ君:夫、サブ子:娘、栄作:息子、そして飼い犬 Maxine) の日常を綴ります。
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Posted by 親分
 
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職場復帰
職場復帰後、2日が過ぎました。

「病院中で一番忙しい科」として有名なうちの内科系一般病棟にはめずらしく空床が目立っており、私の受持ち患者もなんと復帰初日はたったの2人。なんだかすご~く甘やかされてる感じ~。いいのかな~。後が怖いな~・・・。(笑)

朝5時半にまだぐっすり寝ているサブ子を起こさなくちゃいけない時や、サブ子をデイケアに置いて来るときにはやっぱり心が痛むし、仕事中も「サブ子大丈夫かなぁ・・・。ちゃんとおっぱい(私の冷凍母乳をデイケアに持参して、それを解凍して哺乳瓶であげてもらっている)飲んでるかなぁ・・・。」と何度も考えることは考えるのですが。

やっぱり仕事が面白いことに変わりはありません。病棟がそれほど忙しくない今だからそんなことが言えるのかもしれませんが・・・。(笑)今日もこんなことがありました。ナースコールに「Can I help you?」と答えた私に、「YES!」と叫んだきり何も言わないご高齢の患者さん。「今すぐ行きます。」と答えて急ぎ足で病室に行き、「How can I help you?」ともう一度聞くと、彼はしばらく難しい顔で考えていた後、「忘れちゃった。」と言うのです。仕方がないので、「じゃぁ、思い出したらまた呼んでくださいね。」と言ってナースステーションに戻り、他の患者さんのナースコールへの応対や看護記録を続けること30分。同じ患者さんからまたナースコールがありました。

私:「何が必要か、思い出しましたか?」
患者さん:「YES!」
私:部屋へ急ぎ足で行く。
患者さん:「思い出したんだ。私、横になりたかったんだよ。」
私:「・・・。~~さん、もう横になってるじゃないですか。」
患者さん:「そうなんだけど。思い出したらまた呼んでくれ、ってあんたが言うから。」
・・・ちょっとした沈黙の後、思わずプッと吹き出してしまった私に、患者さんもつられて笑い出し、しばらく2人で大爆笑です。なんでも、最初にナースコールを押した時には、どうやって自分のベッドの枕元を下げて横になれるのかがわからなかったらしいのですが、その後自分でベッド柵に付いているボタンを見つけて無事横になることが出来たとのこと。うちの病棟の患者さんの中には良くいます。こういうなかなかいい味だしてるおじいちゃん、おばあちゃん。

同僚達からも「Welcome back! We missed you!」と暖かい歓迎を受け、私が搾乳の為に「ちょっとpumpしてくる間私の患者さんを看ててくれる?」と頼むと「Sure!」と快く引き受けてくれる同僚達。忙しすぎて、搾乳する為の10分の休憩さえ取れずに、母乳の出が悪くなってしまったらどうしよう・・・なんて悩んでいた日々が嘘のようです。まぁ、これからまた忙しくなったらそういう日(10分の休憩も取れない日)ももちろん来るでしょうが。

でももちろん、楽しいことばかりではありません。長いことガンで入退院を繰り返していて、気心も知れている中年の女性患者さん。私の産休中にまた再入院してきていたようなのですが、同人物とは思えないほどにガリガリにやせ細り、精神状態もはっきりしていない様子・・・。これまでは入院してくるたびに「親分、最近どうしてた?」と近況を聞いてきていた彼女が、今回は私の顔を見ても私が誰だかさえわからないようでした。仕方のないことだとはわかっていても、寂しいものです。なるだけ穏やかで苦痛のない最期の日々を過ごして欲しい、そう願うしかありません。

もっとここで色々お話したいことがあるのですが、明日も仕事なので今日はこの辺で。下で暖かいメッセージを残して下さった皆さん、励ましのメールを下さった皆さん、本当にありがとうございました。
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Posted by 親分
comment:8   trackback:0
[ナースのお仕事
comment
がんばって
親分さんのナースぶり、目に浮かびます...
大変なことたくさんあるんだろうけど、正直働く女性は憧れます... がんばって!
2006/04/06 13:38 | | edit posted by ナンゴ
このあいだは
私の手違いで、コメント書いたのに消してしまい。。

まだ復帰後数日しかたってないとは思いますので、慣れるまで大変かと思います。どうか体には気をつけてくださいね。。東の端っこからがんばる親分さんに精一杯のエールを送ります♪
2006/04/06 13:55 | | edit posted by すぬこ
ナンゴさん>
仕事は4ヶ月間しか休んでいないので、だいぶ勘が戻ってきました。慣れないのは、サブ子を朝早くに起こしてデイケアに連れて行くこと。遅刻しないようにとんでもなく朝早くに起きて、おっぱいの出が悪くならないようにちゃんと朝ご飯を食べ、まず自分の身支度を整えてからサブ子を起こし、オムツを替え、着替えさせ、おっぱいを飲ませ、搾乳し、搾乳器のパーツを洗い、サブ子用のデイケアセットの確認をし、車をスタートし、・・・てな感じでやっていると、もうこんな時間!(苦笑・・・。)これもそのうち慣れるのでしょうか。

すぬこさん>
まずは復帰後の3日連続勤務をなんとか乗り切りました。ふぅ。子供が出来ると、朝の時間ってほんっとうにいくらあっても足りないですね・・・。さぁ、出かけるぞ!という時に限って「あ、サブ子うんこ臭い・・・。」とか。(笑)
すぬこさんも働くお母さんですもんね~。私の気持ちもきっとわかっていただけることでしょう。(涙)応援メッセージ、本当にありがとうございます。がんばります。
2006/04/06 19:26 | | edit posted by 親分
ナースコールの話はPCの前で「ブッ」とか噴出してしまいましたよ。
でも、ガンの患者さんの話読んで、私の友達も看護婦さんで、悲しい話を良く聞いて涙したのを思い出しました。友達は仕方の無い事。そして、自分が人の「死」に段々慣れてきてしまった事が怖いといってました。
体に気をつけてお仕事頑張ってくださいね!
2006/04/07 10:04 | | edit posted by Mr
おめでとう!
職場復帰おめでとうございます。
スムーズな初日で良かったですね。でもいくら思っていたよりは楽だったとしても、しんどいことはしんどいでしょ?あんまり頑張りすぎないようにね。

私も内科ですが、慢性疾患の患者が多いから何度も入退院してくる人たくさんいますよね。昨日退院したのに今日また帰ってきたっていう人も。よく知っている人の病状が悪化して行くのを見るのも辛いですね。気持ちがしっくりこないときはいつでもメールくださいね。

ところで、その高齢の患者さんかわいいですね。なかなかのエンターテイナー。

2006/04/07 12:51 | | edit posted by ちび
Mrさん>
Mrさんのお友達ナースさんがおっしゃっていたこと、よくわかります。私も日本に居た頃、大病院の救命・ICUで毎日毎日患者さんを看とっていたときはなんだか感情が麻痺したようになって、悲しい、という気持ちさえ感じることが出来ませんでした。あまりにも忙しくて、ゆっくり患者さんの最期に立ち会ったり、ご家族とお話したりする暇さえなかったし・・・。そういう理由で、できればもう救命のような所では働きたくないな~と思ってるんですよね・・・。
今の職場は忙しいことは忙しいけれど自分の性に合っていて、楽しんで仕事が出来るので満足しています。

ちびさん>
暖かいメッセージ、ありがとうございます。そういえばちびさんも内科勤務でしたよね。そうそう、昨日退院したと思ったら今日再入院してくる患者さん、いますよね~。
内科看護は、長い時間をかけてその患者さんのことをよく理解できるというおもしろさがある反面、そういう患者さんが悪化していく過程も看なくちゃいけないのが辛いですよね・・・。
精神的にきつくなったら、お言葉に甘えてメールさせていただきます~。
2006/04/07 13:16 | | edit posted by 親分
職場復帰おめでとう
仕事始まって、これからいろいろなドラマがありそうですね。ナースコールの患者さんの話はかなり面白かったです。
その反面、ガンの長期治療の方のこともあったりしてやるせない思いもあるでしょうね。
そして、デイケアに預けたサブ子ちゃんが気になるってのもよく分かります。でも、職場に復帰されて生き生きしている親分さん、素敵だと思います。これから忙しくなると思いますが頑張ってくださいね~。
2006/04/09 11:03 | | edit posted by たまちゃん
たまちゃん>
週3日だけなのに、やっぱり仕事が始まると1週間が本当に早く感じられますね~。すぐ疲れてサブ子と一緒にくたっと寝ちゃうし・・・。

年のせいかしら・・・。(笑)
2006/04/10 11:49 | | edit posted by 親分
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