アラスカ、フェアバンクスで暮らす、親分とその子分達(キヨシ君:夫、サブ子:娘、栄作:息子、そして飼い犬 Maxine) の日常を綴ります。
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Posted by 親分
 
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産婦人科の男性ナース
物腰のやわらかな、ちょっと太っちょでハゲでメガネの中年看護助手(男性)が内科で働いていた。元々大学のGeology学科で研究者をやっていたという変り種なのだけれど、「研究で数字とにらめっこするのに飽き」、やりがいを求めて看護の道に進もうと決心したらしい。ちなみに彼の趣味はお菓子作りで、彼が自分で焼いて職場に持ってきたアップルパイを食べたことがあるが、これが激ウマだった。そんな彼は最近、州の正看護師(RN)試験に合格して、晴れてナースとなった。配属先は彼の第一希望だった産婦人科。

私は以前から「免許が取れたら産婦人科で働きたいと思っているんです。」と真剣に話す彼を心から応援していた。彼も栄作と同じぐらいの年頃の男の子を持つ親。お互いの子供の話で良く盛り上がったりしていたのだ。「子供がこの世に誕生するって、本当にすごいことですよねぇ。」と穏やかに話す彼は、本気で産婦人科でナースとして出産介助を出来たらいいな、と思っているようだった。

世の中に「男性の産婦人科ナースなんて!」という偏見があるのは知っていたが、彼が希望通り産婦人科に配属になった途端に彼の陰口を叩くナースや同僚がたくさんいるのには私も驚いた。「子宮口とか、チェックするんだよ。そういうことをしたいなんていう男、気持ち悪いよ!」というのが大半の意見だ。男性の産婦人科医は良くても男性の産婦人科ナースはダメ!という気持ちが私にはわからない。それから男の世界に女が入ると皆応援するが、女の世界に男が入ると皆嫌がるのはどうしたわけだろう。

今はそうでもないのだろうけど、男性の保育士さんについても昔はかなり抵抗があったようだから、男性の産婦人科ナースとなると世間の風当たりが強いのも頷けないことはない。でも出産や子育てにおける男性の役割、専門職の可能性を完全にシャットアウトしてしまうのはあまりにももったいないような気が私はする。

女は、妊娠、出産という仕事があまりにも神秘的な大仕事なので、やり終えるとなんだか自分一人ですごいことをしてしまったような錯覚にとらわれるけれど、そもそも男性の助けなしに子供は出来ないのだし、赤ん坊にとっても「父性」というのは「母性」と同じように大切なものじゃないのだろうか。その「父性」を生かし、専門知識を駆使して働くナースというのは素晴らしいことだと思うのだけれど・・・。

産婦人科でなくとも、看護の世界はやっぱり女が強い職場。これから彼が歩む道はちと厳しそうだなぁ、と同情しつつ、やっぱりがんばって欲しい!と応援してしまう私なのでした。
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Posted by 親分
comment:14   trackback:0
[ナースのお仕事
comment
コメントは残していないのですが、毎回楽しくブログを読まさせて頂いています♪
今回の内容を読んで、ちょっと質問が・・・ 

私の産婦人科ドクターも男性だったのですが、『今の世の中いろいろ
あってね~、女性のアシスタントが居ないと診察さえ1人でできないんだよ。』みたいな
ことを言って、アシスタントが来るまでドクターと2人で待っていたことが
ありました。 だったらドクターも男性で、ナースも男性だった場合は
どうなるのかな~?って・・・ ちょっと気になったので(笑) 

昔うちの母が『女性(ドクターやナース)に触られるくらいだったら
男性のほうがいいわ。』って言ったのを思い出しました(笑)
2010/02/28 07:21 | | edit posted by Minnie
Minnieさん>
そうそう、男性一人じゃ法律的にひっかかるので、女性スタッフが同行しないといけないんですよね。だから男性医師が内診する時には、女性スタッフじゃないとアシストできないと思います。それから男性ナースが自分の患者の子宮口をチェックするときにも、女性の同僚と一緒じゃないとダメなんだろうと思います。それだけがネックですけどね。
2010/02/28 11:36 | | edit posted by 親分
どこの州だったか忘れたけど、小児科のお医者さんが患者に対して長年虐待を続けていたっていうニュースがあったの聞いた?そういうのがある度に他に普通にがんばっている何千人ものお医者さんが懐疑の目で見られてしまうんだろうなあと思ったのを、この日記を読んで思い出しました。

偏見をもたれてしまうかもしれないけど、その男性ナースも負けずにがんばってもらいたい。
2010/02/28 13:47 | | edit posted by ルティカ
私は三番目の子の産後直後のケアを男の看護士さんに見ていただきましたよ。個室だったので夜にその看護士さんとと二人っきりになったので、これって大丈夫なのかな~ってふらふらした頭で思っていましたが、その看護士さんはプロでしたね。しかも男の方だから力があるので、かなり私の方も楽だったように思った記憶があります。こちらでは時々男のナースの方よく見かけますよ。やはり新しい分野に入っていくのはなかなか大変なんでしょうね。
2010/03/01 08:09 | | edit posted by きすか
あたいも彼には頑張って欲しい!
っつーか、本当は内科に残ってほしかった。。。
偏見があって最初はやりにくいだろうけど、彼なら地道に着実にしっかりした仕事をしそうだし、周りもはやく認めてあげて欲しいな。
雇ったボスもすごいよね。
2010/03/01 11:40 | | edit posted by きゃらはん
ルティカさん>
そういうことがあるから、男性医師も色々と仕事がやりにくくなるんだよねー。産婦人科なんて特に。そういう変な医師は速攻免許を取り上げて懲役にすればよいのです。

きすかさん>
うちの病院でも男性ナースは沢山居ますが、ER、ICU、精神科、外科、内科には居ても小児科には一人だけ、産婦人科の男性ナースはたぶん前例がなかったと思います。がんばって欲しいと思ってます。

きゃらはんさん>
そうだよねー。顔がもう癒し系だもんねー。ああいう人がフロアに一人居ると全体の雰囲気も良くなるような気がするわ。確かに彼だったら仕事ぶりで周りを納得させることも出来るかもしれないけど・・・。何しろ個性の強い産婦人科のナース達なので、私は心配です・・・。
2010/03/01 19:06 | | edit posted by 親分
そうそう、産婦人科男性ドクターがだめで男性ナースがだめってどういうこと?

患者によっては女性のドクターがいいとか、ナースがいいとか、希望はあるだろうから、選択できればそれでいいじゃないかなって思うんだけど、、、。

命の誕生に感激する男性っていうのは、自分が父親になったとき以外はあまりいないのかもしれないけど、いてもいいんじゃないかとも思います。

おそらく偏見や差別に悩まされることが多いだろうと察しますが、その人のことをよく知れば、親分のように応援してくれる人が増えるんじゃないかと思います。時間が結構かかりそうだけど、それでも頑張れたらその人は本物だと思います。


2010/03/02 14:38 | | edit posted by ちび
ちびさん>
そうだよね。やっぱり仕事で周りを納得させていくしかないのかな。でもやってくれそうなタイプなので期待しています。

患者さんによっては「やっぱりナースは女の人の方が・・・。」という人もいるだろうけれど、ちびさんの言う様に患者さんが選択できればそれでいいと思うのよね。それをナースの同僚側の方で拒否しちゃって男性にチャンスも与えないというのはそれこそ性差別なのじゃないかと。
2010/03/03 19:48 | | edit posted by 親分
確かに、男の世界に女が入っていくのはよくて、反対はだめっていうのはおかしい。全くそのとおりですよね。それをやちゃったら「女だから社長にしない」みたいな論理がまかり通ってしまいますもんね。

ところで産科のナースって個性的なんですね…。うちの○ーリ○のお兄ちゃんのところに5月頃赤ちゃんが産まれるのですが…。でも、この男性ナースさんにも会えるかも笑。
2010/03/04 01:05 | | edit posted by あっこ
素敵
産婦人科の男性ナースいいですよね。父親側の指導に最適だと思うし、父親たちに、男は赤ちゃん見れないって言うのは偏見だという証明になるような気がするんだけど。
わたしは夫に産後3ヶ月の子供を抱いててもらったら、1時間ぐらいで腕をぶるぶるさせて、もう無理ですとかいうので、子育てだけじゃなくて旦那にも子育ての仕方を教えなきゃいけないのかと途方にくれたことを思い出しました。
偏見って言えば、昔リュックベッソンのフィフスエレメントという映画を見たときに、初めて黒人の大統領を見て、未来的だなぁ、いやこれもありだろうと思ったのですよね。昔の話だなぁ...。
しばらくしたら、産婦人科業界も、もっと男性ナース募集とかなるかもしれませんね。
2010/03/05 07:56 | | edit posted by はる
そういえば義妹がちょっと前にクリニックの方で男性のMidwife(wife?!)雇ったっていってたよー。
お世話になる側としては、私はう~~ん…ビミョウかなー。でも新しい分野で頑張る彼はすごいと思うし、がんばってほしいな!(自分はイヤなのに勝手な意見でごめんなさい~)
2010/03/05 10:35 | | edit posted by えばさち
あっこさん>
うわさの彼に今日会ったので「おめでとう!」と声をかけたらとてもうれしそうでした。
5月に甥っ子?姪っ子?誕生の際に面会に来れば、あっこさんも彼に会えるかもです。いい人~ってのがにじみ出ているおじさんです。

はるさん>
3ヶ月の子供を抱っこして一時間で腕を振るわせてしまう旦那、というのに笑った!だけど、重いですよねぇー、赤ん坊。そして赤ん坊の入ったカーシート。最初持った時には私も「げぇー!こんなに重いもの片手で持つのかよ!?」と腕に青あざを作って持ち歩いたものですが、そのうち「重い」などと言ってもおられず、片手に赤ん坊の入ったカーシート、片手に巨大なダイパーバッグを持ってさっさと歩けるようになりました。
その後旦那さんは進歩しましたか?(笑)

えばさっちゃん>
男の人でもmidwifeって言うんだー!知らなかった!!!Dr. H もすごいねー、そんな面白い人を雇っちゃうなんて。私も職場で彼に会えるのかしら。色々聞いてみようっと。あ、ところで明日は残念ながら参加出来なそうです・・・。また別の機会に!皆さんによろしく!
2010/03/05 21:15 | | edit posted by 親分
発展途上
だいぶ進歩して、娘もパパっ子になりました。ピアノや学習の関心のひきかたは、私も夫にかないません。アルファベットだけじゃなくて、ひらがなも夫から習っていたようで、気がついたらだいぶ読めるようになっていました。ありがたいですと書こうと思ったら、金曜日仕事に熱中しすぎて、娘の保育園のお迎えを忘れてやがった。私が急いで迎えに行きました。ふぅ。
2010/03/15 01:21 | | edit posted by はる
はるさん>
> 仕事に熱中しすぎて、娘の保育園のお迎えを忘れてやがった。
面白すぎです、旦那さん!!!いやー、ヒヤッとする出来事ですね、うちは未だにやらかしてません。(笑)しかしアルファベットに加えてひらがなまでちゃーんと教えていたのは、やっぱりすごいお手柄だと思います!すばらしい!
2010/03/15 16:49 | | edit posted by 親分
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