アラスカ、フェアバンクスで暮らす、親分とその子分達(キヨシ君:夫、サブ子:娘、栄作:息子、そして飼い犬 Maxine) の日常を綴ります。
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Posted by 親分
 
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マイナス40℃のフェアバンクスで思う
ここ数日気温がぐっと下がり、本日とうとうマイナス40℃を下りました。外は「Ice Fog」(氷霧)で霞んでいて、まるで冷凍庫の中で暮らしているかのよう。眉毛も睫毛も鼻毛も真っ白に凍りつきます。深呼吸などしたら堰き込むし、素手でドアノブをつかんだりしたらビリビリ痛みを伴って危険。(笑)

そんな中、私はサブ子連れで地元のベーグル屋さんへ。Nちゃん&その娘Mちゃん(3ヶ月)と一緒にランチをする約束をしていたのです。Nちゃん母子に会うのは年明け後初めてで楽しみにしていたのに、サブ子が途中から奇声を上げ始めたので全然ゆっくりお話も出来ず・・・。久々の「あばれ里芋」復活に観念した私は、後ろ髪をひかれながらも「今度はゆっくり家にきて~」とベーグル屋さんを後にしました。

その後は職場のスタッフミーティングがあったのでベーグル屋さんから病院へ直行。師長さんのお話が始まった途端に機嫌が直ったサブ子は、絶好調で部屋中をハイハイ&伝い歩きしておりました。ホッ。「患者さんの転倒事故予防」などというタイトルのビデオを見せられ、「あはは!きゃ~!」とやたらと喜んでいたサブ子に、「ビデオよりもサブ子の反応の方が面白かった。」というコメントが同僚達から続々と寄せられていました。(笑)

さて、マイナス40℃ともなると、外に出るのも一苦労です。車のエンジンを最低2~3時間ヒーターにつないでおかなければエンジンがかからないし、エンジンがかかってもあまりの寒さにドアがなかなかきちんと閉まらなかったり、ハンドルをきるにも重くてスムーズにいかなかったり・・・。エンジンをかけ、車を少し温めている間に嫌がるサブ子を雪だるまのようにもこもこに重ね着させ、自分も防寒着を着込んでブーツを履き、サブ子をカーシートにくくりつける、これだけでも軽く30分はかかります。

こんなに寒くて厳しいアラスカの冬。冬になると「もう我慢できない。この冬で最後にする!夏になったら他の州に引っ越す!」と決心し、本当にアラスカを去って行く同僚が毎年数人はいます。「そんなアラスカに親分はどうして住んでいるの?どうしてアラスカじゃないといけないの?」と良く聞かれます。

そう聞かれたとき、私はいつも「ここに住む人間が好きだから。」と答えています。アラスカの冬は確かに半端じゃなく厳しいけれど、こういう冬を一緒に乗り越えていかなければならないアラスカの人々は常に助け合い、それを当然のことだと思っている節があります。まるちゃんが年末遊びに来た時に、「車が雪に突っ込んでしまって抜けられなくなって困っていたら、ものの数分で次々と通行中の車が止まって皆ですぐ助けてくれて、お礼を言う間もなく皆去って行ってしまった・・・。」とびっくりしていましたが、それを聞いて数年前の夏に日本から遊びに来た友人が「私は世界中を旅してきたけれどこんなに人間がフレンドリーで親切な所は初めてだ。」と言っていたことを思い出しました。

アラスカに一人で渡ってきたばかりの頃・・・。身寄りも友人も誰一人としていなかった25歳の胡散臭い日本人の私とふとしたきっかけで出会い、その後何かと助けてくれているバーブ(今となっては私を”姪っ子”として養子に入れ、アラスカでの母親がわりをつとめてくれているエスキモーのおばさん)が良く言っていました。「アラスカはね、自然は厳しいけれど人は暖かいのよ。」アラスカを愛する人達は皆、穏やかに、でも誇らしげに必ずこう言います。

「寒い!」だの「暗い!」だの文句をたれることはあっても(笑)、私がやっぱりここを離れられないのはそういうアラスカの人間が好きだからです。そしてこういう長くて辛い冬を乗り越えた後の陽射しの暖かさ、そして緑の美しさ、そういったものを本当に心からありがたく思う、そういった気持ちは日本では味わうことのなかった感情でした。

アラスカにやってきて良かった、もうここ以外に住むことなんて考えられない、と言う私を、全く変わり者だなぁという目で見る友人はたくさんいますが(笑)、まぁ自分が幸せなんだったらそれでいいじゃないか、と。そして自分もこうしてアラスカの厳しい冬を毎年越していくうちに、「たくましく、それでいて心の暖かい本物のアラスカン」になれたらなぁ、と常々思っているのです。
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Posted by 親分
comment:11   trackback:0
[アラスカ
comment
なるほど~。 そういうわけでアラスカにいるんですね。
そんなアラスカンに比べるとカリフォルニアの人間は
腐ってますね(笑) それでも私がカリフォルニア
に戻って来てしまうのはなぜだろう・・・?? 今度
じっくり考えて見たいと思います(笑) 究極の寒さに
も負けず頑張ってください!!
2007/01/09 17:09 | | edit posted by Minnie
Minnieさん>
「ところでなんでアラスカなの?」「どうしてこんな寒いところに来たの?」、半端じゃなく寒いせいか、昨日今日で同じような質問を5人からされました。Minnieさん所で私のコメントへのレスを読んだらMinnieさんからも同じ質問が!これで6人目です。(笑)確固たる理由もなく住めるような所じゃない、ってことですかね~・・・。
>そんなアラスカンに比べるとカリフォルニアの人間は
腐ってますね(笑)
いやいや、そんなことないでしょう!カリフォルニアといえば・・・。今日ニュースを見ていてアーノルド・シュワルツェネッガーを見直しましたよ!「カリフォルニア全住民に健康保健を。」アメリカ国内でこんなに健康保健問題に真剣に取り組んでるのは彼ぐらいじゃないですか?アメリカの政治家も捨てたモンじゃないな~、「ビジネスの方が大事」なんていう意見に負けずに頑張って欲しいな~と応援しています。
2007/01/09 19:27 | | edit posted by 親分
ご無沙汰してます。
いつもコメントしそびれてますが、しっかり読ませてもらってます。

私は親分さんはもう立派なアラスカンだと思います。きっと周りの人たちもそう言われるんじゃないかな。親分さんとは一度も会ったことがないけれど、お知り合いになれてとても光栄に思っています。激寒の中に住む心の暖かい人。寒いのは嫌だけど、親分さんの日記を読むと一度アラスカに行ってみたいって思います。

しかし、マイナス40度ってどんなんだろう。サブ子ちゃんもたくましく育って行くんだろうねえ。

今年もどうぞよろしくお願いします。
2007/01/09 21:54 | | edit posted by ちび
今日は本当に寒かった~っっ
いつもは家の中では半袖だけど寒くて寒くて
長袖やカーディガンを引っ張り出してきました^^;

窓の外もアイスフォグで真っ白だったし
本当に凄い寒さ!!!

本当に夏が待ち遠しい。。。
アラスカの夏は最高だもんね♪

ちなみに私のアラスカが嫌なところは
ネットショッピングしても送料が半端なく高い事!!!
↑コレどうにかならないかな~。。。

冬の寒いのは仕方ないわ
自然には逆らえん・汗




2007/01/09 23:24 | | edit posted by sweetyママ
私たちもアラスカの初冬なんとかやってますよ~♪
私は親分さんとは違って主婦なのでここまで寒いと用事がなければずーーーーっと家にいます。で、窓から外の景色を見て「今日もアラスカはビューティフル☆」と寒さを忘れ思ってみたりしてます笑。まぁ家の中では怪獣達が暴れ狂っていますがねー。きのうタウンでは-43℃位だったらしいけど、ここでは-28℃でしたヨ。
2007/01/10 08:25 | | edit posted by えばさち
以前友達が足の骨を折ったのですが、病院に行っても痛み止めをくれ、応急処置をしただけで、診察をしてくれませんでした。 理由は2つ・・1)保険を持っていなかった 2)カウンティーが違ったので国からの保険が使えなかった。

結局彼はそのままサクラメントまで戻り、保険の手続きをして、それから診察・・・ 『アメリカ全国民に健康保険』 一体いつになったら実行されるのでしょうか? 

もう1つナースの親分さんに質問があります。 

なんでアメリカは『救急』といいながらも3時間も4時間も待たなくてはいけないのでしょうか? 働いている人が足りないからですか? それともやはり保険の関係でしょうか? 長くアメリカに居るのに、未だに未知の世界です。
2007/01/10 10:22 | | edit posted by Minnie
ちびさん>
いやいや、本物になるにはまだまだでしょう!私なんかへなちょこですから!でもそういっていただけてうれしいです。ありがとう。せっかくですから、マイナス40℃体験をしに冬にアラスカにいらっしゃってみてください。別世界ですよ!運が良ければオーロラもみられるし。

sweetyママさん>
うちはモニターヒーターなので(しかも大家さんが暖房費を払ってくれている)設定温度を76Fに!部屋の中はポカポカでした。(笑)そうそう、アラスカは送料がねぇ~。アラスカとハワイは北海道とか沖縄とかと一緒で、特別料金かかりますもんねぇ~。まぁ、これも仕方がない。

えばさちさん>
やっぱり山の上だから気温も違いますね~!Above the Ice Fog!でしょ~。うちも引っ越したらだいぶ良くなるだろうなぁ~。待てない!今借りている所は丘の上でもなんでもないので寒いですよ~。毎日男の子3人の相手、本当にご苦労様です!それこそ私には無理!

Minnieさん>
アメリカと日本の救急システムが根本的に違うんだと思います。日本では救急は普通は救急車で搬送される重病の患者さんだけのものですよね?そして夜間でクリニックが開いてない、という理由で医者にかかる患者さんは「休日・夜間診療」担当医にかかります。ところがアメリカでは「救急」といえばこれらを全部ひっくるめていうんです。日本の救急と休日・夜間診療を一緒にやってるようなものですね。
なので子供の高熱!とかでアメリカの救急に駆け込んでも、交通事故で意識不明で運び込まれた患者さんが居れば、当然そちらの方が優先になり、待ち時間がどんどん長くなるわけです。
まぁ、色々他にも理由はあるでしょうけれども・・・。
2007/01/10 12:23 | | edit posted by 親分
なるほど・・・よく考えてみたらそうですね。 確かに日本の『救急』には行きませんよね。 日本で救急車に運ばれて『救急』に行った事もなければ、夜間&休日に病院にも行ったことがなかったので気付きませんでした。 このアメリカのシステムは一生変わらないんでしょうね・・・ とにかく体を鍛えて健康に徹する事ですかね(笑)
2007/01/10 15:09 | | edit posted by Minnie
私もきっとずっとこっちに住むかもしれないので、共に素敵なアラスカンとなれるようがんばろーね。
私はきっとずっと町在住(そして町が好き)になるでしょうけど。。。

ところで日本でも救急にはたくさん「ただの風邪」で来院されますよ~!!昼間から調子悪かったけど様子見てた、とか明日も会社で病院行けないし、とかいった理由で。
救急車をタクシー代わりにする人もいるもん。

でもやっぱり国民皆保健は私も声高に訴えたい!
がんばれシュワちゃん(古)!!
2007/01/10 18:44 | | edit posted by きゃらはん
アラスカの寒さは、桁が違いますね。
毎日零下で、寒い寒いと文句言ってたら、アラスカ人に笑われちゃいますね。
極寒で、毎日の生活が厳しいだけに、人が助け合おうと、頑張るんでしょうね。
寒い冬を乗り越えた後の、春の陽気が、今から楽しみです。
2007/01/10 21:29 | | edit posted by salie
Minnieさん>
そうですねぇ~。やっぱり病気にならないように健康に気を付けつつ、シュワちゃんにがんばってもらうよう応援するしかないでしょう!(笑)

きゃらはんさん>
そうだね~!お互い立派なアラスカンになれるようがんばろう!ばあちゃんになっても仲良くしてください。
ところで。そっか、きゃらはんさんが働いていた病院ではそういうこともあったのね~。病院やその土地にも寄るのかもしれないね。救急車をタクシー代りに・・・。そりゃ~アメリカじゃ~出来ないねぇ~。私とキヨシ君ムースとの正面衝突事故起こして病院に運ばれたとき、救急車代だけで1000ドル払わされたもん!(同じ救急車に乗ったのに、私とキヨシ君別々に請求が来た!)

Salieさん>
そうですねぇ~。やっぱりマイナス40℃ぐらいになるとさすがに厳しいなぁ~と思います。でも人間って意外とタフなもんで、その環境にちゃんと体が適応するようになってるんですよね!
それにしてもやっぱり春の陽気は今から待ち遠しいです。
2007/01/11 14:20 | | edit posted by 親分
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