アラスカ、フェアバンクスで暮らす、親分とその子分達(キヨシ君:夫、サブ子:娘、栄作:息子、そして飼い犬 Maxine) の日常を綴ります。
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Posted by 親分
 
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Architect(建築家)を選ぶ
夢の省エネハウス建築計画その後。

私の誕生日にまわった"Parade of Homes"先で、私達がとっても気に入った家をデザインしたのはその家を建てた大工さん本人ではなく、「Architect:建築家」だということを知りました。建築家を雇う予定など全くなかった私達ですが、「そうか、専門家にお願いすればあんなに機能的で、しかも素敵な家が建つのか!」と感心してしまった私達は、地元の建築家達がいったいどんなお仕事をしているのかを知りたい!という思いから、とにかく地元で一番評判の良い建築家達に会ってお話を聞いてみよう、ということになりました。

そして選んだ建築家3人。

一人目:Dさん。私達が"Parade of Homes"で見て感心したお家をデザインした張本人です。オフィスに行くと、これは雑誌の1ページかと思わせるようなおしゃれな空間。しかも彼は若くハンサムなお兄さんで、これまたフェアバンクスにこんなおしゃれな男性が生息していたとは!とキヨシ君と共にびっくり仰天。(笑)帰りの車の中で「彼はあのメガネはどこから買ってきたんだろうねぇ~。ぜったいフェアバンクスでは手に入らないよね。」と笑いました。見せてもらった彼の仕事ぶりはやっぱりピカイチでしたが、自分のセンスへのこだわりが強く、クライエントや建築業者(大工さん)達とうまくコミュニケーションが取れるのかどうかに少し疑問が残りました。

二人目:Rさん。私達のお家を建ててくれることになっているSさんが「彼は良い仕事をする」とお薦めしてくれた彼。オフィスを訪れてちょっとびっくり。Dさんのおしゃれなオフィスとは打って変わって、Rさんはオンボロ1軒屋でタバコの臭いをぷんぷんさせながら山積みになった本や資料に埋もれるようになって仕事をしていました。その外見も、ハゲ、デブ、オヤジ、と3拍子揃っています。しかし話を初めてわかったこと。この人はできる!そして信用できる!大工さんや他の業者やクライエントとの「チームワーク」と信頼関係を大切にしている彼の仕事ぶりに好感を持ちました。ただ、たばこの臭いが大嫌いなキヨシ君は、「彼がノンスモーカーだったらなぁ、という一言を残してオフィスを後にしました。

三人目:Pさん。二人目のRさんに「この町で同業者の視点から見て『この人はなかなか良い仕事をするなぁと思う人は誰ですか?』と聞いて出てきたのが、私達が最初に会ったキメキメでおしゃれな若者、Dさんと、この三人目の女性建築家、Pさんでした。Pさんのオフィスを訪れてみると、そこは一風変わったアーティストのアトリエ風。不思議な雰囲気のPさんが現れました。私は彼女の雰囲気がとても気に入ったのですが、キヨシ君は「あの人はちょっと変わってるよ・・・。(彼女のオフィスを兼ねた一軒家も)なんだかごちゃごちゃしていて一貫性がないし・・・。」と。そうかなぁ、私は個性的で素敵だと思ったけどなぁ~、と言いながら帰宅。

その後、私達は自宅会議です。過去にしてきた仕事だけに限って見た場合、一番センスが良いのはおしゃれな若者、Dさんです。ただし彼には自分のセンスを過信するあまり、他の業者、特に大工さんとうまくやっていけるのか、という不安が残りました。特に私達が選んだ大工さん、SさんはDさんとは両極端なキャラクター。大工のSさんは頑固一徹な腕の良い職人タイプ、風貌も人柄も生粋のワイルドなアラスカンといった感じで、都会的で洗練された建築家の若者Dさんとはまた違った意味で強い個性の持ち主です。

一方、女性建築家のPさんは間違いなく個性的で素敵なデザインをするでしょうが、この人は省エネ仕様にするためのアイディアやコストに対する感心が少し欠けていました。

その点、ハゲ・デブ・オヤジのRさんは一番経験が豊富で、すでに私達が雇った大工さん、Sさんとも過去に一緒に仕事をしたことがあります。二人とも気取らないアラスカンといった雰囲気で息も合いそうだし、とにかくこのおじさんは人が良くて頭も良さそうだし、自分達の意見を遠慮なく言える、お父さんのような雰囲気も持ち合わせています。

ということで!私達の建築家はRさんに決定~~~。

そして昨日、私達はRさんとの第1回目のミーティングへ。大量の本や資料や私達のアイディアリストを抱え、彼のオンボロオフィスを訪れました。2時間半もの間、私達が求めているものはなんなのか、質問やアイディアが飛び交います。話を進めていくうちに、彼が省エネ仕様建築には相当知識が深いこと、リサイクルや環境保護にとても興味を持っていること、その昔日本人女性と付き合っていたことがあり、当時日本建築を相当勉強したこと(笑)、その風貌には似合わず、意外と現代的なデザインを好んでいること、などがわかってきました。キヨシ君との興味の接点もかなり近いようで、よく話を脱線させてはお喋りが弾んだり・・・。その日本人の元彼女は、結局日本が恋しくなって日本に帰ってしまった、と寂しそうに語る彼の話を聞いていた私達は、帰り道、「あんなに人のいいRさんをおいてアメリカを去るなんて!Rさんが可哀想すぎる!」とまで言い合ったほどです。(笑)

私達がオフィスを去る時、彼は「これはなんだか楽しいプロジェクトになりそうだぞ。大きくて良い家は誰でもデザインできるんだ。君達が望むような、小さくて、それでいて個性的で機能的で上質な家をデザインするのが一番のチャレンジなんだよ。テイストも僕と一緒みたいだし!しかも建ててくれるのがSさんだもんなぁ。Sさんはこのあたりの大工では腕はピカイチだよ。君達のこの本や資料、しばらく借りていてもいいかい?君達の家をデザインするのに使うのはもちろんだけど、正直言ってただ自分の楽しみの為に見たいんだ。現代的な外壁、形で、中はナチュラル・シンプルな小さな省エネハウス、勉強になるよ!」と、その大きなお腹を両手で撫でながら目を輝かせていました。

Rさんにして本当に良かった!と心から思った私達でした。これから1年あまりにわたる長距離レース(Rさん曰く、お家を建てるのは「マラソンレース」に似ているらしい。)、建築家のRさんと腕のいい大工Sさんと一緒に、なんだか幸先の良いスタートを切れそうです。
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Posted by 親分
comment:8   trackback:0
[夢の省エネハウス
comment
よかったね~
なんか今日の日記読んでいて楽しかったよ!
3人ともそれぞれの性格が親分さんの文章を読んですご~くよく伝わってきました!
私の予想通りRさんだった。(笑)
私もタバコの匂い駄目だけど、親分さんの分析通りきっと彼は
いい仕事をすると思うよ。
なんか、これから本当に幸先いいね!!
と~っても楽しみじゃない?
2006/10/27 18:04 | | edit posted by たまちゃん
おもしろそう!
よかったねぇ~。
私家を買って思うんだわ、本当に「家」って奥が深いって…。オンボロに住んでこそ、次への夢がひろがるっつーもんで(笑)。でもほんと、考えるとキリがないんだよね。

こうやってゆっくりゆっくり一歩一歩、まさに夢のマイホームに向かっている親分家!めちゃくちゃうらやましぃ!今度ゆっくり話を聞かせて!
2006/10/27 23:15 | | edit posted by Nango
夢広がるね!
読んでてわくわくしたよ!
今後も随時報告よろしく~♪
わたしもいつか、小さくて扱い易い家、欲しいです。
2006/10/28 08:38 | | edit posted by きゃらはん
たまちゃん>
3人が3人とも、もう「これでもか~!」ってぐらいにキャラが違ったので・・・。(笑)でもたまちゃんの予想通りRさんです。たまちゃん、私達をよくわかってらっしゃる・・・。Rさん、ハゲデブだけど「若い頃はもしかしたらハンサムだったのかも」と思わせるお顔立ち。目がキラキラしていてかわいいの~。(←誰も聞いてないって。)とにかく人が良いので、もうキヨシ君共々彼には惚れてます。

Nangoさん>
こうやってもう何年も何年もかかってると、「もう何でもいいから家買って!」ってキヨシ君に言いたくなることが何度もあったんだけど(っていうか実際言ってたし。中古物件買うとこだったし。)、まぁここまできて最近ようやく待って良かったなぁと思えるようになりました。Nangoさん家は二つ目の家を建てる楽しみがあるじゃない!うちはこれが『一生に一度』の大プロジェクトなので(今回建てる家で最後。これを売って将来ドリームホームを建てる、とか、そういう案はゼロなのです。)慎重なだけだよ~。
今度「こういうアイディアはどう?」というのがあったら教えてください。参考にさせていただきます。

きゃらはんさん>
うふふ~。お掃除大っきらいな私なので、きゃらはん家のような豪邸には住みたくても住めないわ!っていうかその前にあんなでかい家を建てる金がない。(笑)小さい方が居心地も良いわよね、うんうん。(←と自分に言い聞かせる。)
Rさん、初めて会った時やたらと「えほえほ」咳するし、まぁなんのことはないただのスモーカーだったんだけど、「このひとはCOPDか!」って思ったよ。体型もめちゃそんな感じだし。キヨシ君と一緒に「僕たちのお家が建つまでは死なないでね、って感じだよね。」と言い合っていました。
2006/10/28 08:58 | | edit posted by 親分
長距離レース。
親分さん、マイホーム計画が順調に進んでいてうらやましいです。いいな~。うちはまさに停滞中です。長距離レースのゴールも見えやしませ~ん。長い冬の間に家の内装などをやるって言ってるけど。。。親分サンたちの話をして刺激しないと。。。
2006/10/28 20:19 | | edit posted by えばさち
えばさちさん>
いやいや、うちは自分達でやる器量がありませんから。すべて専門家さんたちにおまかせで。(笑)

やっぱり自分達で建てる家ってのはまた特別に思い入れが深いものだと思いますよ~!時間はかかっても。(笑)
2006/10/30 11:28 | | edit posted by 親分
すごい!!
久しぶりにブログを開いたら、なんと!着々と進んでるね!いい建築家さんが見つかってよかったね!私もRさんに一票!!(←って、もう、決まったんだよね。笑)夢のマイホームか~(いいな~) なんと、タイムリーなことに私たちも先日、モデルハウスを見に行ったんだよ!(買い物の途中に立ち寄っただけなんだけど、、、)アメリカンカントリーはまってしまっている私たちは、カントリー仕立てのモデルハウスに釘付け!!(笑)「子供部屋から見下ろせるリビングっていいな~」「やっぱり、木のぬくもりっていいな~」「一戸建てっていいな~」と連発しながら、現実逃避をしていました。笑(←転勤があるから現実は身軽でなければ、ならないの。泣。)一生住む家になるのだから、二人らしい、味のある家になることを祈っております。
2006/10/31 04:30 | | edit posted by しんちゃん
しんちゃん>
転勤がある、って、しげちゃんのほう?しんちゃんはないよね?

そっか~。転勤族なのか~。私は居心地が良いともうそこから動きたくなくなるタイプなのでそれは辛いなぁ~。アメリカでは、トラベラーナースという職種が成り立っていて、数ヶ月ごとにアメリカ中の自分の好きな州を廻り、(たとえば冬の間はハワイで仕事をして夏の間はアラスカで仕事をする、とか。)転々としながら生活しているナースがたくさんいます。最初は「それって素敵!」と思った私ですが、大好きなアラスカにどっしりと腰を下ろしてしまった私には無理な話です。もう、フェアバンクスに骨を埋める覚悟ですから。(笑)

しんちゃんは好奇心旺盛だし旅好きだからトラベラーナースにも向いてるかもね!
2006/11/01 12:53 | | edit posted by 親分
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