32歳の誕生日

2006年10月06日 08:20

9月30日は私の32歳の誕生日でした。

キヨシ君に私がリクエストしていたのは「ステンレス・スティール製の鍋&フライパンセット」。例の、”人間の体にも環境にもやさしい”調理器具です。キヨシ君曰く、ステンレス・スティールは加熱しても食べ物と反応を起こすことがないので安全だし、熱伝導も良いので調理時間がカットでき、省エネにもなる、とのこと。誕生日前日に届いたのですが「わ〜!」と大喜びしながら巨大な箱を開け、大小様々なピカピカ光る鍋&フライパンを次々と取り出して、今まで使っていた「ノン・スティック加工(←これ、今問題になってますよね。「体に良くない」と今までキヨシ君が散々うるさかったんですよ。)」のフライパンをとうとう処分しました。

そして誕生日当日。朝起きたらキヨシ君からカードと本のプレゼントが。てっきり自らリクエストした「鍋&フライパンセット」でプレゼントは終わりだと思っていたので”Extra”なプレゼントにちょっとびっくりしてしました。本は、セス・キャントナー著の「Ordinary Wolves」。現代社会を頑なに拒否し、イヌピアックエスキモーの村で生きることを選んだ白人の父に、ネイティブとしての生き方を叩き込まれて育った白人の子供の話です。地元のイヌピアックエスキモー達からは「よそ者」として扱われ、だからといって現代社会で生きていく術も知らず・・・、そういう白人の子供の目を通してストーリーは進んでいきます。何を隠そう(別に隠してないけど。笑。)、私、UAFではイヌピアック語を勉強していたんですよ。文中にたくさん出てくるイヌピアック語、すっかり忘れていた単語がこの本を読んでいるうちに少しづつ甦ってきました。

さてさて、誕生日当日の目玉はなんだったかというと、それは私達が去年も行った「Parade of Homes」です。土日にかけて、地元のBuilder達が自分達の建てた家を一般観覧用に解放し、誰でもそこを訪れてその家を建てた大工さんや設計者にその場で何でも質問することができるという、キヨシ君にとっては夢のようなイベント!それって、私の誕生日とは全然関係ないじゃん!とも思ったのですが、来年マイホームを建てようと計画している私達にとっては、いろいろなアイディアを得られる絶好のチャンス。しかもこのイベントは1年に1度しかないのです。

というわけで、土曜日、私達はフェアバンクス中にある7件の家を車で次々と巡り(ちなみに日曜日にも10件ほど回りました。)、その途中途中に私の行きたい場所に寄る、という大変忙しい1日になったのでした。(サブ子は車に乗せられたり下ろされたりするのが大嫌いなので、1日デイケアで預かってもらうことに。)寄った所・・・近所に新しく出来たベーグル&コーヒー屋さん(←大ヒット!)、お友達のきゃらはん家、ガリバーズ・ブックストア、アウトドア洋品店、そして夕飯はSweetBasilのタイ料理でした。ここのヤム・ウーン・セン(春雨と海老のサラダ)は何度食べても思わず唸ってしまうほどの美味しさです。あぁ、思い出しただけでもよだれが・・・。最後にバーンズ&ノーブルでお茶をしてサブ子をお迎えに行き、帰宅した頃にはすでに夜の9時を回っていました。

素敵なお家をたくさん見ることが出来たし(当日、キヨシ君と私がやたらと気に行った家を設計した地元の建築家の情報もGET!)、普段は買い物が大っ嫌いで、私が洋服や靴を見ている間はたいていベンチに座って本を読んでいることの多いキヨシ君が、この日だけはちゃんと私の買い物にも付き合ってくれたばかりか手までつないでくれたし(←久しぶりだったなぁ。笑。)、美味しいものをいっぱい食べさせてもらって、最後にはサブ子の満面の笑顔で迎えられ(サブ子はデイケアでは土日だけ、同じ年頃の赤ん坊だけではなく年上の子供達とも遊ばせてもらえるのですが、これが本当に好きらしく1日中昼寝もせずに遊んでいるそうです。というワケでサブ子は週末デイケアから帰ってくるとめちゃくちゃ機嫌が良いのです。)、帰宅してほっと一息をついてイニューと外に出たら空にはものすごいオーロラが。

32歳。オバサンへの道、まっしぐらではあるけれど、こんなバースデーなら迎えるのも悪くないな、と思った幸せな1日でした。